秋の書斎

気づいたら約20年間、本と一緒に過ごしてきました!読書によって、人生が変わったので、このブログがいろんなことへのきっかけになればいいなと思ってます。小説とビジネス書、時々日記

【お金との付き合いかた】


お金2.0〜新しい経済のルールと生き方 佐藤航陽 著

前回お伝えした通り、『お金2.0』読みました!
以前にも読んだことがあったのですが、全然読む視点が違っていたので、発見だらけでした!
何回も読み返して、新たな発見があるのが読書の楽しみでもあります😊
今回はパートは分けずに、今回は書き方を変えて書いていこうと思います。

【読むことになったきっかけ】
1番最初の記事でお金について書きました。そのときお金稼ぎについて疑問を持っており、やりたいこととお金の関係性について悩んでいました。
この疑問は解消できましたが、もっとお金関して知りたいと思いこの本を読むに至りました。

【お金の持つ影響力】
○人生の悩みは3つに分けられる
「人間関係、健康、お金」
この3つの中で最も強い影響力を持つのがお金であるとのこと。
このお金から解放されれば、不安や恐怖、焦りの感情から解放され、人本来の生き方や求めるものにフォーカスできる。

たしかに、お金の持つ力は資本主義の中では強大ですよね、、、
衣食住にお金がかかり、娯楽にお金もかかり、生活が圧迫されるみたいな経験とかありませんか?ちなみにぼくにはあります笑
でも、お金がある程度ある状態では特に気兼ねなく、普通の生活は送れていました。

 

【お金の正体】
○お金はツールである
もともとお金には価値の保存、尺度、交換の役割があり、価値交換を効率よくやりするのが目的
だが、お金は本来の目的からずれて、お金を増やすことが目的になって来た
だから、お金を持つ人と持たない人の格差が生まれていった。

【経済とは】
経済とは人間が関わる活動をうまく回すための仕組み
現状では人は 経済からの影響力から逃れることができない
そして、経済=お金である

最初の記事を書いていた時、どうにかしてお金から逃れることはできないだろうかと考えていたときがあります。お金なんか取っ払って、生きていけるような環境とかないのかなと。笑
ただ、この本を読んでから、ぼくが生きているうちはもしかしたら、資本主義からは逃れられないかもなと思い始め、お金と経済とうまく付き合っていけるようになろうと考えが前向きに変わっていきました。
歴史的に資本主義が形を変えて仕組みとして残っている以上、これには理由があるんでしょうね。

現代社会で人が何を求めるのか】
しかし、このお金の影響力が強すぎて、人が感じる本来の価値とはかけ離れてしまっている。
お金以外のことを求める傾向がある。
人は今までやらなければいけないことを続けていくうちに、何に興味を持って何に熱中していたのか忘れてしまう。
誰もが人生の中で目的や意義を持てる世界を作り出すことbyザッカーバーグ


ぼくも就活で会社を選んだとき、どちらかというと、自分のスキルアップや成長、やりたいことを求めていました。
ただ、ぼくのこの時やりたかったことって、今考えると、やらなければいけないことがやりたいことに変わってたんですよね。
怖いですよね。普段生活している中で、やらなければいけないことにフォーカスしすぎて、ふと我にかえった時、やりたいことがわからなくなるんです。

だからこそ、何かをやりたいと思った時、声を上げられる環境が必要ですし、
子供のようになんでもかんでもやってみたいと思える心を持てるようになれるといいんですよね(^^)

【価値主義】
○価値主義は経済の民主化
お金や経済の民主化
資本にならない価値で回る経済の実現

1:有用性としての価値、役に立つか
2:内面的価値、その人の内面にポジティブな効果を及ぼす
3:社会的な価値、社会全体の持続性を高めるような活動
資本主義は2、3番を無視している


この本で説かれている生き方の1つです!
価値主義面白いですよね!実際に資本主義と密接な関係性でいる価値主義という考え方。
人はお金を求める環境下に置かれたことで人間本来が感じるモノの価値、出来事への価値に目を向けるようになってきました。
この価値主義の中では信用が物差しです。最近、この信用という言葉をよく目にすることが多いなと感じます。

【価値主義の主役】
○個人が主役の経済システム、YouTubeSNS
好きなことに熱中してる人ほどうまくいきやすい
商業を優先すると利益を得るのは難しい
会社は自分の価値を発揮する、沢山あるチャンネルのうちの1つ
ソーシャルキャピタルを増やすのが上手い人が大きな力を持つ


価値主義の主役は個人です!もちろんNPOなどの団体としての信用、会社としての信用もあります。ただ、SNSYouTubeなどのような個人受けのツールが多くなってくるであろうから、あえて個人なのかなと!
よく考えれば昔から価値主義はあることですよね。人気歌手にファンがついたり、何かに熱中してそれを仕事にしている人たちはごまんといるわけですし!

【最後に】
お金は道具であるから、感情から切り離す
お金や経済は現象の1つである
経済は選べる

お金について、この本を通して色々と学べたと思います!
この本が売れている理由が深く読んだことで分かりました。最初手にした時は、知人が読んで面白いと言ったのを聞いて、購入しました。
しかし、読んでても面白みがなかったんですよね。

本は読むタイミングや自分の状況で読み方が変わり、視点が変わる。
面白くなかった本が大事な本になる瞬間でした!